2024年にNETFLIXで配信されたドラマ「地面師たち」は、空前の大ヒットとなりました。地面師とは、所有者や相続人に成り済まして無断で土地を売買し、代金をだまし取る人物や集団のことです(共同通信ニュース用語解説)。ドラマで描かれた地面師事件のモデルとなったのが、2017年に起こった積水ハウス地面師事件です。大手企業を相手に、55億5,000万円という極めて高額な被害を与えました。本稿は、当該地面師事件について、Fiscal(会計的)かつPractical(実務的)な視点で考察するものです。
前編では、公認会計士監査によって詐欺の被害を防ぐことの可能性について考察を行います。
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